私は赤ちゃん

一人目を出産したとき、育児書なるものを2冊ほど購入しました。必要があってというよりは、社会勉強のため、というか、どんなことが書いてあるのかなぁ、という興味です。一冊は松田道雄著「定本育児の百科」、もう一冊は「スポック博士の育児書」です。当時はシアーズ博士夫妻がはやっていましたので、わざわざ違うものを買ったのには理由があるのか、というとあるようなないような・・・。
スポック博士もシアーズ夫妻も外国人ですから、松田道雄先生の本は、日本人小児科医の育児書ということで絶対に買ってみようと思っていましたので、迷いませんでした。月齢別の発達、病気、離乳食などに関してきめ細かく記載されていますし、「保育園に預けている場合には」のような項目がきちんと設けられていて、生後5ヶ月から子供を保育園に預けていた私にとってはとても良い育児書と思いました。「内容が古くないのか」という懸念はありましたが、お弟子さんたちがきちんと加筆修正し、時代に合わせた内容に変更されている部分もあるそうです。
スポック博士のほうは、参考にするというより純粋に読み物として買いました。発行された時には、ベトナム戦争の時期と重なったこともあり、「こんなに甘やかすから愛国心のないダメな子供ばかり育つのだ」という激しい批判を受け、物議をかもしたそうですが・・・夜泣きをやめさせるために数日間心を鬼にして放っておくやり方などが書いてあったりして、今の感覚でいくと「甘やかしている」とは思えないですが。実は、私の母が育児をする際に参考にした、と聞いていたので買ってみたのです。この、夜泣きをやめさせる方法を実際に私に試した、という話も聞いていました。私と母の関係はどちらかというと険悪で、夜泣きの件はどうでもいいのですが(息子からは夜泣きで悩まされたことがなかったので)、「自分はこのように育てられて嫌だったから自分の子にはしない」と思っている部分もあるくらいですので、もしかしてスポック博士に根源があるのでは?と思い、読んでみたかった、という意味もあります。結論としては、育児書のせいではなく、やはり母のキャラクターだと思いましたが。
シアーズ博士夫妻は、スリングを紹介していたりもしていますし、現代の育児に与えている影響はそれなりに大きいのかな、と思うのですが、蓄積がもう少しほしいというか、何となくすぐ飛びつくには胡散臭い、という印象を持ってしまったので、パスしました。
今回は新たに育児書を購入する予定はありませんし、読み返すかどうかもわかりませんが、岩波新書から出ている松田道雄著「私は赤ちゃん」を買って読みました。朝日新聞の連載をまとめたものだそうで、一項目が見開きにまとめられていて読みやすいです。挿絵はいわさきちひろです。連載当時のリクエストとしては、「赤ちゃんの視点から、母親を始めとする周囲の大人への要求を書いてほしい」ということだったようですが、著者は小児科医として、「小児科医は病気を治すことには熱心だが、なぜ母親がそんな軽微な症状のために病院にくるほど思いつめているのか、という点には無頓着である」ことを問題視し、母親の症状別、というような観点で書いたそうです。赤ちゃんの視点で「ママは○○という点を心配しているのだ」というような語り口が多くみられます。それこそ時代の違いがネックかな、と思いながら読み始めましたが、団地に暮らす若い核家族、という設定で、子育ての悩みは現代とほとんど同じであることがわかります。違うのは、母親の情報源がラジオの「主婦の時間」である、ということくらいでしょうか。新米ママは共感をもって読める本だと思います。にほんブログ村 マタニティーブログ 二人目出産へ
私は赤ちゃん (岩波新書)
岩波書店
松田 道雄

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