変身と呪い

さて、「プリンセスと魔法のキス」では、ヒロイン・ティアナの機転によって王子とティアナは人間に戻れます。まぁ、この2人の場合、人間には戻りたかっただろうけど、万が一かえるのままだったとしてもそれはそれでハッピー、といった明るさが感じられて爽やかな結末だったと思います。
この数年、私は車の運転中にラジオを聞いていますが、金曜の夜、ちょっと帰りが遅くなったときだけ聞ける番組があります。小澤俊夫先生というドイツ文学か何かの先生の「昔話へのご招待」という番組です。女性アナウンサーが聞き手となって、日本の昔話やグリム童話についてのお話が色々聞けます。
この小澤俊夫先生は、世界的指揮者・小澤征爾さんのお兄さんで、小澤健二さんのお父さんでもある方です。
ある時、興味深いことを聞きました。日本の昔話では、鶴の恩返しを始めとして、動物が人間に姿を変えたり、あるいは何かの事情で子供と離れてしまった母親が動物に姿を変えて見守ったり、といった、人間と動物の姿の交替が簡単に受け入れられています。これがヨーロッパのキリスト教世界ではありえない、というのです。
動物は家畜や害獣であって人間より下等なもの、という位置づけがはっきりしており、人間が動物の姿になるといったら魔法、もっと言えば呪いが存在する以外にないのだそうです。
それで、子供の頃からの「美女と野獣」の謎が解けたような気がします。たしかに王子は魔女から呪いをかけられて野獣になっていますので、呪いが解かれることこそがハッピーエンドであり、野獣の姿のままはあり得ないのですね・・・。
でも、時代の進歩なのか、「プリンセスと魔法のキス」では、かえるの姿のままでもいいから愛する人と結ばれたい、という思いが語られており、かえるの結婚式が挙げられるわけですが・・・結局は人間に戻れます。にほんブログ村 その他趣味ブログ ディズニーランド&シーへ
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